なんのために毎日、学校へ通うのか?
学校へ行くのが楽しい時はそんなことは考えません。
何かイヤなことがあったり、つまづいたりした時に
ふと、「何で学校へ行かなくちゃいけないの?」と
考えてしまいますよね。

どうして毎日学校へ行くの?
最近はオンライン授業もあるし、
わざわざ早起きして行かなくてもいいんじゃない?

確かに、オンライン授業もあるし、
絶対に行かないといけないの?となるわよね。
子供に「なんで学校へ行かなくちゃいけないの?」と
急に聞かれると答えに困ることありますよね?
学校へ行かなくても生きていける。
義務教育だから行くのが当たり前、
みんな行っているから
行かないと変だと言われるから…
どうせ毎日行かないといけないなら
楽しく通ってもらいたいですよね。

でもね…
学校へ行って勉強するということは
「自分の可能性を広げる」ことになると思うのよ。
学校で勉強するということは自分の可能性を広げるということ

なんのために学校へ行くのか?
なんのために勉強するのか?
誰でも1度は考たことがあるかもしれません。
日本では中学校までは義務教育なので、
たとえ「なぜ行くの?」と疑問に思っても
事情があって通えない人以外は、
とりあえず、朝起きたら学校へ行きます。
私は自分の子供に聞かれた時、こう答えます!
学校へ行って、勉強するのは
自分の将来の可能性を広げるためだよ!!
これは過去の自分にも言いたいことです。
今はひと昔に比べると
高学歴がいいとか、有名な学校を出ているからといいとか、
あまり言われなくなってきました。
高学歴じゃなくても、有名な学校を出ていなくても
自分の努力次第でなんにでもなれる時代になったのだと思います。
それでも、目的はそれぞれであっても
学歴というものはなくならないし、
有名な学校に行きたいと思う人はたくさんいます。
学歴が高くても低くても、
出身学校が有名でも無名でも、
学校へ行って勉強するということは
自分の選択肢を増やすことだと思います。
「10」持っている人は
「1」〜「10」のどれでも選べるけど、
「2」しか持っていない人は
「1」か「2」しか選べないということです。
極端な話、たとえば…
日本で1番と言われている大学をトップで卒業した人は
国のトップにでもなれるし、
ファストフード店のアルバイトにだってなれます。
逆に、学校へ行きたくないからと
義務教育までしか受けていない人は
ファストフード店のアルバイトにはなれるかもしれせんが、
国のトップにはなれません。
何が言いたいのかと言うと、
学校へ行って、勉強するということは
自分の将来の可能性を広げるものだということです。
学校へ行くと何が身につくの?

学校へ行って、授業を受けて、家へ帰ってくる。
行動だけ見ると大したことのないように思えます。
でも、子供達にとって学校は
家以外で、たくさんの時間を過ごす場所です。
まだ社会経験も少なく、
関わる人間も少ない子供達にとって
初めて家族以外の「団体」として過ごす場所です。
大人なら、自分の都合で働く場所を変えることができますが、
子供はそうはいきません。
その場所で、少しでも嫌なことがあったり、
つまずいたりした時に疑問を持ちます。
「なんで学校へ行かなくちゃいけないの?」
「学校へ行かなくても生活に困らないのに。」
何を学ぶのか、何を身につけるのか、
学校で習うことの意味が少しでも頭の隅にあれば
もうちょっと頑張って学校へ行ってみようと
思ってくれるのではないかと思います。
学校が何を教えようとしているのかを
簡単に書くと
↓↓↓こんな感じです。
『学習』
- 読書を通して国語を学ぶ
- 生活に必要な数や計算をできるようになる
- 地域や日本の歴史や現状を学び、伝統や文化を大事にする心
- 他国の文化を理解する心
- 人生を豊かにする音楽・美術・文芸などの芸術の基礎的な理解力と技能
- 心身を健やかに保つための運動 など
『社会で生きていくために』
- 自主性や自律性
- 公正な判断力
- 道徳心
- 職業や働くことの重要性と自分の進路を決める力 など
『身の回り』
- 家族や家庭、産業や情報などの社会の基礎構造
- 生命、環境、自然を守ること
- 災害などに対処する知識
- 健康に安全に、幸福に生きていくために必要な習慣 など
どれも社会に出て生活していくのに
必要な知識や能力だとわかります。
これにそって学習指導が行われているわけです。
身につけておくと社会に出た時に困らない

学生だった時は
「学校で習うことなんて人生で役に立たない」
「方程式なんて生きていても使わない」
なんて思っていました。
確かに、古文も方程式も歴史も
知らなくても生活できています。
(今だって忘れたけど生活できてるし(笑)
そもそも覚えていたのかも怪しい)
上に書いてあるような学習目的なんて知らなかったので、
私は学校もあまり好きではなかったし、
勉強も嫌いでした。
それでも、行かなければいけないところだと思って
学校には通っていたので、
自分の意思とは反して身についていることも
たくさんあります。
勉強は嫌いだったので知識はペラペラですが、
先生や友達との関係を通して学んだこと、
部活を通して学んだことなど、
今の生活の中にしっかり根付いています。
楽しいこともツライことも自分の経験 自分の可能性を広げよう!

学校へ行くこと、他人と関わることは
楽しいことばかりではないけれど、
ツライことも、苦しいことも経験しなければ、
それが「ツライ」「苦しい」という感情であることも
気づけません。
マイナスなことは少ない方がいいに決まっています。
でも、いいことばかりの人生を歩んでいる人なんて
いないと思います。
プラスもマイナスも経験できる学校というところは
学習面でも、精神面でも
いろいろな経験ができるところということです。

大人になった今、
声を大にして言いたいのは、
学校へ行って、勉強するのは
自分の選択肢を増やすため!
自分の将来の可能性を広げるため!
誰のためでもなく自分のため!
ということです。
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